熊に襲われないためのアドバイス

お元気様です!

 

熊の生息地に入る人は、自然に対して感謝の念を忘れす、謙虚になる事が必要です。

リスク管理~熊に遭遇しない工夫をしよう】

熊の生患地に入れば、熊と遭遇し、被害を受けるリスクが生じます。リスクを減らす工夫(リ スク管理)が最初に大切です。

1. 地元の役場、警察署(生活安全課)、猟友会、釣具店、新聞記事などから最近の熊の出没情報を収集し、危険な場所には近づかない。

2. 熊の生態や食性を調べ、熊の出没す可る能性が高い時期、時間、場所には出かけない。早朝や夕方、日中でも薄暗いとき(雨、ガス、霧が出ているとき)、熊は活発に活動することが知られています。山でシカなど動物の死体を見つけたら近寄らない。

3. 熊は臭覚と聴覚が発達している。大きな音や高い周波の出る鈴やホイッスルを鳴らし、自分の存在を熊に知らせ、熊に先に逃げてもらう。のぼりべつクマ牧場(北海道)や阿仁町クマ牧場(旧秋田県阿仁町)の実験で、爆竹は熊避けに一瞬しか効果がないことが確認されている。電波の届かない地域ではラジオは役に立たない。携帯音楽プレーヤーなどで音を出すほうが良い。

4. 熊の新しい食痕や糞、足跡、爪痕などの痕跡を見つけたら引返きす。

5. 熊の生患地に行く人は、熊撃退スプレー「カウンターアソールト」携を帯する。

【危機管理 第1段階~熊と遭遇した場合に備える】

6 . 慌てず騒がす、落ち着くことが肝心。

7. 熊との距離が離れていて、熊があなたに気付いていない合は、その場を静かに去る。

8. 熊は100 mを7 秒台で走る能力があると 言われている。登も泳ぎも達者である。これらのことを念頭に入れて行動すること。

9. 至近距離で突然熊と遭遇し、熊から威嚇や攻撃を受けた

合の危険な行為は、急に立ち上がる、大声で叫ぶ、大きな音を出す、物を投げつける。これらの行為は熊を刺激し、に攻撃を誘発させる可能性が高い。

10.熊と遭遇した時、急に背中を見せて走って逃げることは、自殺行為と同じで非常に危険。
狩猟本能を呼び覚まされた熊は、反射的に追いかけて来る。最近の熊は、シカなど他の動

物を襲って食べることもある。

11.あなたが熊に敵意を持っていないことを伝える。動かすにじっとしていること。急のつく動作はしない。熊が立ち去るまで静かに待つ。

12.子熊の近くには必す親熊が隠れている。子熊しか見えないからと、不用意に近づくのは
自殺行為である。また、親熊と子熊の間に入ってしまったら、確実に攻撃を受けるので注意すること。

 

【危機管理 第2段階~熊が接近、攻撃してきた場合】

13.熊避けスプレーを発射して、熊を追い払う。

14.傘を熊の目の前で急に開いたり、ポンチョやビニールシートを広げて助かった例もある。

(自分を大きく見せる)

15.荷物や服を熊とあなたの間に捨て、熊の関心がそれに移った隙に、静かに逃げる。ただし、中には人間に異常に興昧を持っている熊もいるので注意が必要。

16.熊に覆いかぶされてしまい、持っていた鉈で熊の鼻を強打し追い払った事例や、熊に足 を噛まれ、もう片方の足で熊の鼻や顔を蹴りつけて助かった事例などがある。

17.死んだふりをしても助からない。熊は好奇心が強いので、あなたを噛んだり、引っ掻い
たりします。熊に攻撃を受け、何も対処する方法が無い場合の最後の手段が「死んだふり」である。窪地があれば窪地に伏せ、頭や首筋、腹部などを腕で保護し、団子虫のように丸
くなり、できるだけダメージの少ない体勢で、熊が攻撃を止めて立ち去るまでじっと耐え
抜く。ただし、熊が付近に隠れ様子見している場合もあるので注意。

【人と熊との共存のためには…】

最近はキャンプ場や登山道、川沿いのテント場、観光施設、山小屋などに熊がよく出没し
ます。ゴミの処理や管理が悪かったり、マナーの悪い人達が捨てた残飯や空き缶などのコミ
が、熊を誘引するからです。残飯の味を覚えた熊は、やがて人里周辺にまで出没し、農作物
を荒らし、人家にも侵入します。最近はコンポスト生ゴミが、熊を誘引する原因となる事
例が各地で増えています。人を恐れなくなった熊は、人に危害を加える可能性も高くなり危
険です。人が危険な熊(餌付け熊)を作り、危険な熊は人によって殺されます。私達の努力しだいで熊との事故を減らすことは可能です。

 

残飯や空き缶などのゴミは、必ず持ち帰りましょう!

人間としての最低限のマナーです。